2017年6月16日金曜日

小学校の英語は中学校に行って役に立つのか?

小学校と中学校の接続がうまくいっていないという問題は教育に関係している人であれば良く聞く話ですが、英語に関しても同じことが言えます。

曰く、小学校の英語は中学校に行っても役に立たない。

小学校では「英語に触れる」ことが中心で、中学校では「英語で評価される」ようになる。この違いが小学校英語と中学校英語での違いを大きくしていると私は思います。

それを政府の方でも理解してきたので、新しい学習指導要綱では小学校でも中学生になった途端に必要になる「読み書き」を教えていくという話になるようです。それに伴い英語が「外国語活動」の一環から教科化されます。

さて、これに関して教育新聞で下記のような記事を見つけました。

中1の半数が小学校英語役立たない 話す・聞くで打開
”ベネッセ教育総合研究所が実施した「中1生の英語学習に関する調査」によれば、自分が小学校6年生のときには8割以上が「小学校英語は中学校で役立つ」と期待していたのに、中学校1年生の終わりには、役立つと回答したのはおよそ30ポイントも減っていた。また小学校英語が役立つと感じている中1は、そうでない中1に比べて、英語で「話す」「聞く」活動を多く行っていた。”
この文章で少し面白いのは、小学校で「話す」「聞く」という活動を多くしていた中学生は「読み書き」が多い中学校での授業に役に立っていると思っていることです。ただ、これは「中学生がそう思っている」ということなので、そのままそれが直接的に本当に役に立っているかどうかは良く分かりません。

しかしながら、この記事を読んでいく上で感じたことは、大事なのは「英語でコミュニケーションをしたい」という気持ちを育ててあげられるかどうか」だと思うのです。小学校英語でしっかりとその気持ちを育ててもらった生徒は中学校になってもその気持ちを持っていますので、英語を学ぶ意欲がそれがない子供に比べて違います。

だから、重要なのは小学生のうちに「聞く話す」をたくさんやったかどうかではなく、「英語で外国人とやり取りをしたい」という気持ちを高めてあげることができたかどうかだと思います。

そういう気持ちがある子は自然と英文法も理解しようと思いますし、質問があればしっかりしてきます。小学生の時にはそういう気持ちを育ててあげることが重要だということをこの記事を通して改めて認識しました。